月島聖公会

イエス・キリストの生き方にならい
月島で生活するなかまのひとりとして
生きる喜びといのちへの感謝を分かち合い
地域の祈りの家、心の拠りどころとなる
教会を目指します

NEWS新着情報

月島聖公会について

月島聖公会の歴史は、聖路加国際病院の院長、トイスラー博士が、1900年に、佃島の人々のための診療所を作ったことに始まります。
やがて、佃島から月島に移転した診療所に併設する施設として、「聖ルカ幼稚園」が1920年に作られました。その時、同時に産声を挙げたのが、「月島聖公会」です。
しかし、まもなく始まった戦争により、幼稚園は閉鎖。そして時を経た1954年に「月島聖ルカ保育園」として再出発しました。それ以来、教会(月島聖公会)は、保育園とともに時を刻んでいます。現在の建物は、2011年に竣工。1階と2階が保育室で、3階が教会・礼拝堂として使用されています。

月島聖公会は、世界ネットワークを持つ「聖公会」というキリスト教の教派に属しています。聖公会(Anglican, Episcopal Church)は、ヨーロッパで宗教改革が行われた時代に、カトリックから分かれた「英国͡͡͡͡͡͡͡͡国教会」を出発点とする教派で、現在は160ヵ国に3千万人の信徒がいます。カトリック教会と異なり、聖公会では各国が自治権を持ちますので、組織や人事などは、それぞれ国によって異なる形態をとり、ゆるやかに繋がり連携をしています。日本では、教区とよばれる11のブロックに分かれていますが、そのひとつである「東京教区」の33の教会のひとつが月島聖公会です。


聖公会では、「聖書・伝統・理性」の3つを大切にしています。
「聖書」には、人が生きるために必要な指針のすべてが書かれていると信じますが、それは聖書にあるみ言葉を鵜吞みにすることとは違います。脈絡や文化的背景を考えながら、「今日、神さまは私に何をおっしゃりたいのだろう」と自分の心に照らし合わせながら読むことが勧められています。
「伝統」は、”ずっと昔からやってきたことを変えない”ということではありません。目に見える「かたち」は伝統そのものではなく、「かたち」で表現される「中身」を継承していくことが伝統だと考えています。時代によって、中身を表すのにふさわしい「目に見えるかたち」を追い求めていこうとしています。
「理性」ですが、神は私たち人間に、ものを正しく判断し、自分で理性的に考える能力を与えられました。神に依存して生きるのが信仰ではなく、どのような状況にあっても自分の味方になってくださる神の前で、理性をもって判断できる人間を望んでおられると信じます。

「聖公会」は、カトリックでもプロテスタントでもない、ちょうどその間に位置する教会教派です。

この家族的な礼拝堂は、日曜日の礼拝や、保育園での礼拝で使われています。
礼拝の中心に聖卓(せいたく)があります。
玄関にある木彫りの作品。イエスが弟子たちと最後の晩餐をしたという聖書のお話から
聖書には、「命は食べ物より大切。身体は衣服より大切。~思い悩まないでいなさい」とあります。

牧師紹介

上田亜樹子(うえだ あじゅこ)です、2020年春から月島聖公会牧師として着任しました。
死生観やジェンダー、差別の問題、それからメディテーションについて、ずっと興味を持ってきましたが、死について語ることは、生きるとは何かを語ること。そういう意味では、大人からも子どもからも、とても深い豊かなリアクションをいただくことも多く、毎日学ぶことばかりです。

牧師になる前は、音楽関連そして病院や大学などのチャプレン、また全くエリヤの異なるブランド物営業職やカフェなどに関わっていたこともあります。趣味は人物画を描くこと、アロマオイルを調合すること。好きな色は紺色とラベンダーです。中央区在住で、月島聖公会牧師のほか、月島聖ルカ保育園チャプレン、神愛教会管理牧師、葛飾茨十字教会管理牧師も兼任しています。

お問い合わせ

PAGE TOP